1. 眼大に出でたる者、
2. 鼻の肉なく、高く現るゝ者、
3. 鼻至って大なる者、
4. 鼻至って小なる者、
5. 人中小く或いは淺く、締りなりき者、
6. 頤(あご)細く尖れる者、
7. 口の尖れる者、
8. 眉濃くして粗きき者、
9. 男女宮(目の下)の肉弛みたる者、
10. 眼の下深く落込みたる者、
11. 顔の正面廣く、側面すぼりたる者、
12. 顴骨高くして骨の現はるゝ者、
13. 頭の至って小なる者、
14. 胴体の甚だ小なる者等、
一相にでもある者は必ず子孫の縁薄し。
稀に男子一人位ある者あるも、多くは女子一人位なり。
假令(かりに)子多くとも、必ず頼りにならず、却って苦勞多し。
I. 口傳に曰く、人中に井の如き横筋ある者、人中細き者、鼻の色赤き者、眉の眼より短き者等も亦同じ。
*子に緑厚き者の相は、男女の宮豊かにして、人中深く締りあり、殊(こと)に鼻豊かにして、鼻梁官禄に達し、前の十五相申分なき者なり。萬一貴子なくとも、必ず良き子を得て家榮ゆべし。